時計台のお気に入りの歌一覧
雪乃まり
枯れ葉々のハツユキカズラ形も無しなごり雪ある北国の春
3
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ななかまど
妻と喰う苺くち中いっぱいに酸味甘味が上手く爆ぜおり
9
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滝川昌之
藤の花 棚に群れずに枝垂れれば零れる滝の飛沫のごとく
11
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詠み人知らず
掴もうと 擦り寄せた身に 触れたらば 香りの如く 甘く消え去り
3
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横井 信
ゆるやかな午後の陽射しに揺れながらはらりと落ちる初夏のゆずり葉
13
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KEN
庭潦 流るる春か 雨の音 禍事ばかり 一夜に殘し
6
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灰色猫
体内に星座を飼っているせいで今宵もひとり君を見上げる
4
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茂作
手造りの火起こし見せてボランティア 語るや熱く繩文の時代
11
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詠み人知らず
沈む花 深き眠りの 森の奥 手探る仕草 響く心音
5
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草木藍
寒戻る卯月の風の冷たさや負けじと咲くは街路のつつじ
8
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ななかまど
薄着にはすこし冷たき花の風いそぎ潜らん夜の花洞
11
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滝川昌之
浮かれてた頭冷やせと春の雨いがぐり坊主の土筆戒め
12
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茂作
下手もあり藪鶯の鳴き淀み そろそろ歸る旅寢の支度
13
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恣翁
鬼平のロケ地を訪ね 御室へと 花に斜めの 晩き春の陽
8
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へし切
惨殺も在りはしないと 露国では噓は 如何やら自由なるらし
8
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詠み人知らず
子の産めぬ 体になりて 悩まずに 後悔失くし 老いて楽とする
4
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ななかまど
心地よき住まいなるかな指入れて土にまっすぐ植える山芋
10
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滝川昌之
マカリウにハチ公ごとき秋田犬 逝った主人を焼け跡に待つ
11
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KEN
陽炎か いや現身かとも 見えにけり 桜の向かう 思ひ出追へば
8
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横井 信
春の雨ぽつりと落ちるひなげしの花の咲いてる棚田の小径
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