金木犀のお気に入りの歌一覧
千映
灰皿に息子二人の吸い殻が知らぬ間表の水道の傍
11
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灰色猫
題詠の一から百を駆け抜ける夜の魔力に囚われながら
21
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灰色猫
ミツバチの刺繍をほどこす夏風に私の恋が咲いてもいいよう
25
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灰色猫
いつまでも君の告白待っている自分の命が果てる間際も
19
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千映
恩師から届いた葉書の文字を見て体調不良が推測できる
14
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夢士
初夏の候つぼみ開きし一才の出窓に見ゆる山桜かな
16
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藤久崇
春秋の 言も失すやな 夏皐月 月の暦に 戻るほどにも
13
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コタロー
雌鳥がチュンチュルルンと飛んでゆくチュンチュルルンと雄鳥が追ふ
6
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美津村
わきあがり輝く雷雲トラックの我が行先の峠をおほふ
15
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美津村
春寒く空気乾けば我が降す煉瓦触れあふ音の澄みたり
13
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コーヤ
深山の 紫ひかる 雨模様 思うがままに 咲ける山藤
27
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コーヤ
幾重にも 花弁重ね 着飾って 大き牡丹の 静かな定まり
24
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コタロー
をぢさんが子らに混じりて草野球ホームラン打ち必死に走る
5
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沙久
音も無く決まったシュートに込められた月日と涙が永遠になる
15
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詠み人知らず
蕗の葉を日傘代はりに涼をとる 蛙が一番 趣深し
17
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石川順一
柿若葉自転車二台輝きて物干し竿が切られ行く午後
12
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滝川昌之
しなやかに手首が返り放たれた君のボールがリングを抜けた
20
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滝川昌之
引退戦 最後に少し出る息子 ビデオを止めて その雄姿見る
22
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ななかまど
ハシゴ乗り松の芽を摘む昼さがり 枝先にみる在りし日の父
7
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inosann
工事音やむ一時に昼餉食む 正気にもどる静寂のなか
19
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