詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
石川順一
薫風が吹き荒れる中エンジンがかかる一瞬詩人と成れり
15
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リクシアナ
ぎやまんの蒼き小窓に陽はそそぎ初着さやけし洗礼の朝
25
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へし切
来む世にも逢はじとぞ思ふ逝き人の面影かなし吾忘れめや
32
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灰色猫
液体を漏らさぬ皮膚があることでときどき僕ら海に焦がれる
18
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灰色猫
学びへの吊り橋であり家族への吊り橋でもある峡谷の子
16
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詠み人知らず
のみこまれ コピー用紙が召されゆく 漏らせぬ秘密 粉雪の贄
20
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恣翁
病み顔に 風邪仕掛けたる蘞辛みは 流れもあへで 吐く血となりぬ
16
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び わ
白と青新幹線が空を飛び苦楽織り交ぜ世界導く
6
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野々花
早朝の野辺の草花摘み取れば零れる露が朝陽に光る
24
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千映
干からびた人間嫌いの吾なれどドライフルーツ好きで食べるね
14
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コーヤ
一面を 真っ赤に染める サルビアの 燃やす情熱 若き日の恋
24
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コタロー
夕闇が迫りて月が弧を描く蝙蝠逹が飛び交ひ始む
6
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石川順一
洗面所いきなり電気を消されたり歯磨き中の権利犯され
10
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石川順一
ぞんざいにカバンが尻に触れて来る電車の扉の前に待ち居り
13
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コタロー
日曜日大したことも出來ぬまま時は過ぎゆく我を殘して
9
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松本直哉
万蕾の薔薇ひらくあさ額伏せて佇つ乙女子に潮満ちくる
10
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大莫迦者
午前九時 労働の汗 友ら掻く 無職たる我 蒲団の中
7
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天鳥
耳澄ます友のくれたる琴の音に遠き流氷アイヌの命
16
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滝川昌之
朝練も土日の試合もなくなって その抜け殻が次のSTEP!
19
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タイム
夏バテに良く効くと知り試そうとティーにするためビワの葉を摘む
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