澄舟のお気に入りの歌一覧
絮谷新
はかなくに胡桃の内に閉ぢられて移ろふ影の一生なるかな
24
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只野ハル
霜降りた田の面見下ろす電柱の雀囀る朝陽浴びつつ
22
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滝川昌之
加害者の心も吾の中にありその紙一重越えぬ強さも
10
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リクシアナ
よもやまの何処につける句読点長針またも十二を示す
26
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沙久
腕まくりして「さあやるべ」仕事だばよいでねしても遣り甲斐あるびょん
18
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藍子
おはようは普通の挨拶だと思うそれさえ出来ない人に茫然
14
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滝川昌之
桃の苗 二人で探す 植木市 縁のなかつた 雛を思ひつ
10
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石川順一
ケバブ食べ新幹線は加速する横浜駅を過ぎし頃かな
10
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inosann
カッコイイ生き様さがして辿り着く 亡父の刻みし背比べのシルシ
15
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まあさ
雲ひとつなき朝の空 子のくれしリュック背負って夫は出勤
19
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灰色猫
爆弾を設置しましたもし場所を知りたければ檸檬をよこせ
14
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詠み人知らず
助動詞のラスボス感がハンパない ああ迷宮 ああ迷宮
9
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滝川昌之
洗濯に靴下いくつも出す君は足の冷たさ訴えている
7
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沙久
「残業をお願いします」の申請で初めて成り立つ超過の労働
22
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沙久
「何百円」これが私の価値だけど時給単位の仕事に敬礼
24
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美津村
髪乱れ黄疸に染まり息絶えし母の額を我ぬぐひゐつ
16
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桐生賄
次男君 初牡蠣剥きに 挑戦し 「面倒臭いの 次はごめんだ」
17
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石川順一
斜め前赤子の額に出来物が新幹線は真っ直ぐ進む
12
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滝川昌之
また一つ梅も咲くかと庭先で暖陽を浴びる寒の好日
12
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inosann
いやみさえ言える相手の居る事をこころにかみしめ妻と食事す
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