ほの香のお気に入りの歌一覧
由縁
香炉よりのぼる煙のうつろげに 最後の文のすべて焚きこむ
1
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詠み人知らず
君のいう「限界」なんて甘え未満 それが証はその腹の油脂
13
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ふきのとう
一面に菜の花畑の広がるを故郷まぢかの川べりに見ゆ
17
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あきなり
「これはもうおいしくないの」土筆選る亡母の指とボウルの銀と
8
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大埜真巫子.
春雷が 舞い踊る空 うすい青 音無く降る雨 混沌の日
24
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詠み人知らず
感情と照明こそは間接に 取り扱えと小説技法
18
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朝がお
雷神のとどろく響き夕闇に君を偲びて真紅の血燃ゆ
8
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恣翁
出稼ぎの家々なるか 戸を閉ぢて 水仙の庭に鶏鳴くばかり
60
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美津村
菜畑のかげろふの中を來る姿若かりし日の妻かと思ふ
13
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南美帆
世界一好きなのにまだ言えなくて大切な人守る彼には
6
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詠み人知らず
亡き君の似姿なりき幼子に添い寝をすれば面影の立つ
12
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南美帆
堤防の桜は青い春の色幾年過ぎて君想うかな
10
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日向猫
地を這って腹に響いてくる これが でえだらぼっちの歩む跫
20
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inosann
雪道に見えて懐かし並木道 雪にそまらず桜にそまる
20
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恣翁
側溝に 油膜の虹を浮かべたる 陰気な街を彷徨ひしかな
40
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詠み人知らず
サンダルの片っぽ波にさらわれて稲村ヶ崎ケンケンの夏
6
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三嶋
擦れ違うあなたの袖をつかまえて今宵を眠れぬ夜にしようか
14
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みなま
靴擦れをガマンして履く「似合うよ」とあなたが言った赤いサンダル
16
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詠伝
指先でこそり彼女を確かめる女を笑うな明けの明星
11
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千葉 甫
瞑想のかたちに眼閉じていてうつらうつらの春のひととき
3
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