まあさのお気に入りの歌一覧
Chico
言の葉もうつりにけりなゐたづらな古語辭典 きみ ながめせしまに
21
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西村 由佳里
顔じゅうに汗をまとわりつかせつつ少年歩く部屋から部屋へ
6
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ふじこ
目に映る全てのものに命あり耳をすませば聞こえてくる声
14
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詠み人知らず
山程の残業終えて消す電灯愛の鞭とは今は知らねど
22
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千映
眼底の検査で白内障と出てホッとし老を受け入れるかな
13
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みやこうまし
道行けば蝉の骸が転がりてご苦労さんと声かけ渡る
13
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コタロー
路地裏でばつたり出會ふ野良猫が不思議な顏で我を見つめる
7
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半格斎
呆けるのを避けよとむかふ数独を ひとつ解ゐては肩で息つく
15
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千映
十回の蚊取り線香とぼすだけ短き夏が名残惜しくて
14
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藤本
墓場へは持っていけない言葉たちお前らの血は確かに赤い
5
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藤本
悲しみも怒りも嫉妬も憎しみもいつか綺麗な花束になる
5
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只野ハル
エアーマット始動体位転換動作良し母のベッドサイドにて
13
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へし切
夕されば照り残る日はかたぶきてもの思ひおればひぐらしのこゑ
26
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あゆか
甥っ子がまた増えていた親戚は知らないうちに広がるものね
14
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あゆか
お出かけはママが選んだワンピースパパと二人でお参りに行く
15
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藤久崇
くたちゆき 石根に落つる 夏蝉を 末に鳴かしむる 雀の子かな
23
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石川順一
成らぬ実や蝉の穴など見て居れば不在連絡票などもあるかな
14
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リクシアナ
美濃判の歪むガラスに陽は溶けて唱歌に添いし古きオルガン
35
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灰色猫
神罰が下りたのかしらこの胸の想いを歌に託せなくって
17
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灰色猫
お医者さま看護師さまも病へと寄り添えばもう家族なんだね
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