みやこうましのお気に入りの歌一覧
灰色猫
整理せし本の山から舞い降りし栞に祖父の愛した一首
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詠み人知らず
目をふせて恥じらうように黙り込む昭和の香る茶房の二人
37
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ラベンダー
何処からか 漂ってくる 花の香が 移ろう季節 そっと知らせる
39
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詠み人知らず
鈍かれど 他の心根に 透け見ゆる 卑しさばかり 悟るぞ悲しき
19
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只野ハル
室温のビール煽れば醒めかけにまた眠剤を飲むことになる
17
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まあさ
運動会 終わったことを 見届けた 空が始める 梅雨入り支度
26
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秋日好
高速を渡る歩道の橋の上君ふと私の荒れた手握る
23
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コーヤ
溢れたる若葉の活気に和みゆく散策の朝心清しく
16
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ながさき
西の空 ビー玉色に 輝きて 中天浮かぶ 宵の半月
27
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リクシアナ
風ひかる空知平野のどこまでも菜の花つづき雲流れゆく
29
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滝川昌之
この国の美徳の察しと思いやり 今、似て非なるは官の忖度
21
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夢士
風に揺れ梅花空木の枝白し花の向ふに思ひ出の顔
21
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へし切
夏はなほ雲居はるかに鳴く鳥のわび音かなしき君恋ふる空
24
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紫草
しあわせはこんな日常ゆるやかに時はながれて「あらっもうお昼」
16
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野々花
早朝の野辺の草花摘み取れば零れる露が朝陽に光る
24
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千映
沢山の人に囲まれ生きている最期は結局あなたとあなた
19
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コーヤ
鳳仙花熟した果実はじけ飛ぶ彼方の君へ夏を届けむ
28
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へし切
年経れば頭は白く内外も妹を訪ねば黄泉路にまよふ
28
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詠み人知らず
惑うとき我がくちびるの深き皺なぞれば外は降りそむる雨
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滝川昌之
ひざまづき指輪をわたす告白を酔って真似する銀の記念日
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