山桃のお気に入りの歌一覧
Kantの娘
ちょっとした事でも起きる爆発はそろそろ休めと言うサインだよ
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栞
満点の取り方は身につけているけれど選んだ七十点の道
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庭鳥
カイロ貼り靴にもカイロ、ポッケにも白手袋を二枚重ねて
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庭鳥
ダウン着てエアコンつけるいとまさえ惜しんで詠むの弾む心を
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たんぽぽすずめ。
君に告ぐまあるい月の明るさを同じ時間に目にとめたれと
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まるたまる
噛み合わぬ会話あきらめ結露した窓の向こうの星の瞬き
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波江究一
雲の肩なだらかにして海ゆ湧く風にゆだねて撓ふ樅が枝
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波江究一
母のかげ求めて面會とげし子を母のごと抱く元工作員
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波江究一
遠富士のかげも又よし悩むさへ疲れて辿り來たる河原に
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波江究一
いつ知らず戀いたはりに流れつつ子のごとくにも思ほゆる君
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波江究一
ぽつねんとテラスに止まりゐる鴉と目が合ふふてぶてしく生きみん今日か
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波江究一
生還を期し得るや否あらたしき髭撫でて立つ故郷の驛よ
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波江究一
鈴懸の早枯れの葉のおもひ入れあるがごとくにうつらうつら落つ
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波江究一
落人の里の田歌を聞きながらしづまる杜の公達の墓
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波江究一
老い病めば母のごとくに思ほゆるかつて娘のごとかりし妻
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波江究一
かたなびく煙のまにま成り成れるごとき雲見ゆ海よりの風
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波江究一
下駄の音もかろらに下る坂なかば訪ふ庭先の瓢箪棚よ
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波江究一
蛇口をば締めむ間もなきくちづけに見舞はれゐるか月射す夜窓
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波江究一
歩行器の老いら小道に行き当り互ひに譲り合ふ花水木
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波江究一
雨あとの風の劇しき日は暮れてうるほふ空の夕棚雲よ
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