詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
絮谷新
一片の羽毛の降りて不意に充つ靜寂の深しアクアリウムは
21
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秋元 邦明
雑踏で行き交う人はみなマスク木枯らし寂しく急ぐ人々
10
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コーヤ
野を駆けて花摘み遊んだ幼さと母の優しさ野菊に重ね
24
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コーヤ
秋すすみ五感に染み入る紅葉を夫婦で和み愛でて愉しむ
25
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灰色猫
蜃気楼ひまわりひとつ揺れていてあれはおそらく君が面影
24
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たけくらべ
ことだまをつづるこころの大和歌三十一文字を君に傳へむ
22
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リクシアナ
食い初めに贈りし鯛のすそ分けは赤い腹かけ百日はがき
22
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たけくらべ
秋桜も恥らふ今日の君なくは恋ひ侘ぶ事のなからましかば
20
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林林
救急車に遠吠えをする犬の如あなたの命に祷り叫ばん
22
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林林
雪渡り四郎とかん子と子狐の本を読む日に北国は雪
28
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真横
君の言うそれと私の言うこれは同じじゃないのと言えたらいいのに
6
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真横
「また明日」会える喜び八割に二割で苦しむ恋心也
9
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コーヤ
虫の音の絶えて静かな森中は紅燃ゆる色の華やぎ
20
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絮谷新
リノリウム水に浸かりて髪のごと川苔草の浮かぶ廃屋
20
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絮谷新
屋上に白きシーツを干したれば純正律の風の口笛
18
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リクシアナ
遠雷の雲のもつれに胸さわぐボルドー色の木枯らしの朝
25
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秋元 邦明
裏山の 小徑を拔けたら 秋櫻の一面覆ふ 野原を見た日
18
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秋元 邦明
今思ふ 私の幼い 質問に微かな笑みで 窘めた母
19
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麻
もみぢ葉の散りゆく陰を訪れて奏でてけりな里の山風
26
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たけくらべ
定めとて盛りを終へむもみぢ葉の命を散らす風な吹きそね
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