詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
絮谷新
井戸深き水面に落つる葉の音して月の覚むらし有明なれば
21
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灰色猫
死を求め諸国彷徨う八百比丘尼人魚の肉を食べたあまりに
15
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秋日好
紅と秋 この二文字を使わずに巣食う思いを君に告げたい
22
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詠み人知らず
ままならぬ心で池に石をけり水面に映る雲溺れたり
20
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秋日好
泣きぬれる楚々たる乙女も仏の間 御目溢しあれ 凶星秘める
21
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秋日好
肌寒く感じる夜長は良俗に反する歌を唱えてみようか
23
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リクシアナ
アラン編みにうずむ横顔 弓張りの君の睫毛に積もる初雪
27
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コーヤ
青空に光を浴びて侘助は転び落ちても微笑みのまま
25
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ながさき
人類の 歴史はじっと 待っている 抑圧された 民の勝利を
22
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絮谷新
砂丘にて半ば埋もるる姿見に浮かぶ気球のモノクロームかな
17
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たけくらべ
秋ならで斯くも恋侘ぶ吾なるや寝覚めの床にものを思へば
22
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沙久
注意事項聞いて「ハイ!」と返事する 園児ら大冒険かな?ワクワク
12
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沙久
「お母さん、帰ってきたら、来たらさあ。会えるからね!」と別れを惜しむ
16
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灰色猫
滑らかな蛇の如くに昇りゆくエスカレーター手摺のエロス
23
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灰色猫
波よもし聞こえているならこの気持ち届けておくれ海の彼方へ
21
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灰色猫
木の肌が裸体に見えた青春のリビドー再び我にも宿れ
19
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灰色猫
青春の全てを賭けたテレキャスの擦れきれ切ったギターピック
22
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炭酸水
逆さまの三日月滲むやるせなさ幼き子らを置いて逝く身の
26
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詠み人知らず
ふるさとへ向ふ電車や窓の秋木の実降る夜は秋風わたる
14
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詠み人知らず
ひつそりと路面ぬらして秋時雨る足早の君に傘さしむけて
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