詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
三の酉 材木問屋が貼り換えた「火元注意」に纏の挿絵
27
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秋日好
愛情は狂気と背中合わせだとつきつめていく晩秋の夜
19
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吉野 鮎
秋篠の中洲に青鷺佇みて藥師寺晩鐘川面流るる
15
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石川順一
叫声はデジカメ落として起こりけりキウイのシールを運びし時に
12
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月虹
歌人の子らまた歌人なる素直さよ日々より人は作られるらし
62
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灰色猫
好きだったものだけ連れて君だけの新たな世界を彩ればいい
14
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灰色猫
追憶に沈んでしまった君の名をサルベージする夜の航海
16
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灰色猫
終わりなき旅路の果てのひとりの夜ふたり見上げた弧月を眠る
14
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石川順一
座り見て立ち上がり見る花火かな箱をどかせばコオロギが居る
13
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石川順一
空港の秋暮れて行くシシカバブ小豆の莢を持て余し居り
12
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横井 信
待ち侘びた 冬の日の出を 今はただ 背中に浴びて のんびりゆこう
20
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へし切
やはらかな冬の陽ざしは優しくて君のぬくもり想ふ小春日
27
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滝川昌之
秋もどり夜に凍てつく段取りのあわてた月が昼空に笑む
25
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夢士
小春日の川辺の散歩白き月銀杏紅葉の梢の向かふ
12
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月虹
冬の朝海はひときわ真白なる君に見せたき無垢な煌めき
27
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夢士
弓張の月を仰ぎて甦る月あかりのなか召され逝く母
15
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石川順一
永久なんて要らないと言うフレーズが野菜に見える日だってあるさ
16
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inosann
急き立てて「早くパン食べて」と言う妻に義母は悠然とお湯を啜りおり
23
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秋日好
愛犬は発作の予兆を嗅ぎ分けてナースコールを押すこともあり
14
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秋日好
芝生上もみじは茶色くくすんでもこっそり植えた水仙が立つ
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