時計台のお気に入りの歌一覧
KEN
老い行く身 共に語りぬ 山櫻 花を肴に くちなはと共
7
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滝川昌之
ツツジ咲く頃には会える子の帰省かなわず過ぎてまた躑躅咲く
11
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KEN
水引きを 乞ひ飜る 燕 今朝の遲霜 立ち上る田面
7
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茂作
土の香や初竹の子の竝べられ 掘りし人の名見比べる朝
13
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詠み人知らず
人生を 左右できるは 己のみ 舵を渡すな 揺らぐことなく
4
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ささき
君がため惜しからざりし命とは殺されるための命ではない
6
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へし切
路の途に 地蔵を見つけ手を合わす 黙して祈る 平和の訪れ
7
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滝川昌之
焼酎のグラスに沈む梅干しのごときに霞むロゼの望月
10
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横井 信
ひとつだけそっと摘んで振り払う傘についてる濡れた花びら
9
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詠み人知らず
一片の 花弁水面に 落ちし時 夢に沈む身 瞼を閉ざす
5
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茂作
同じ柄マスク姿の親子連れ コロナに負けない小さなお洒落
13
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ながさき
過ぎ去りし 歴史に殘る 獨裁者 いま再びの 惡事をはかる
7
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へし切
花ちらす風のやどりを 誰や知る こぼれて匂ふ 山吹の花
14
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詠み人知らず
君の知る 青き春より 濃い花の 勿忘草が 雨に濡れ咲き
4
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夏深
やわらかな新緑まとい再生すその身羨まし楓の大樹
7
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滝川昌之
桜から花一片のブーケトス垣根にのれば躑躅ほころぶ
10
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灰色猫
肉親の仇を討たむと誓ふともそれすら咎と神はいづこに
9
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横井 信
晴れわたる道端に咲く花の名を数えて歩く休日の朝
10
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茂作
訪れぬ主の顏が氣に掛かる 蝶の舞ひ來る蘿蔔の花
13
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草木藍
激流に抗う鯉の逞しき尾をくねらせて前へ前へと
6
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