五穀米のお気に入りの歌一覧
紹益
だんだんと 陽射しは長く なりぬれど まだまだ堅し 梅の蕾は
19
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詠み人知らず
6時発 戦場行きの特急に しずかに語る 兵士らの声
18
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へし切
風立ちぬ春は名のみの寒さにも芽吹く梅の枝生気の満つる
26
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ふきのとう
幼子と綾取りすれば八歳の少女に戻り鉄橋を教えり
15
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ふきのとう
原発のなき東京で反対を唱える人の真意伝わらず
14
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詠み人知らず
死ぬ前にやることリストを作成し 最終行に死なないと書く
20
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みやこうまし
みじか歌声に出しつつ韻律に乗せて転がし熟成させる
16
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桜園
熱心にきょうの料理に見入る夫グラタンの味もかわりいしかな
12
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詠み人知らず
ごく緩い安定剤といえる部屋 通い集まり話して帰る
18
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詠み人知らず
翳りゆく冬の窓辺でうつむいた季節はずれの待宵の草
23
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桜園
足むくみスリッパ三足買い揃え一番安きがはきやすきかと
13
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inosann
「解決が無いのが答え」と言う「不安」インターネットでドクター語る
18
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へし切
静かなる夜の帳に包まるる山月望み故郷を思ふ
23
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へし切
黄水仙 嫌よ嫌よと横を向き何故に意地悪風と戯る
26
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詠み人知らず
看板に偽りなしという前に 君は看板出さないんだね
16
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恣翁
磨滅せし墓石の上の レリーフの幽かな像を 指でなぞれり
28
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桜園
花少なき冬の小路に咲いている日本水仙の清らかな白
16
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ふきのとう
にこやかに友は話せりわが歌を新聞で目にするよろこびを
21
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紹益
冬枯れの 土手に咲きたる 水仙が 四方に告げる 春の訪れ
20
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へし切
はにかんで可憐に咲くは雪割草花の妖精春をささやく
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