山桃のお気に入りの歌一覧
光源氏
うつせみの身はなのめしもなのまれず君をよすがの年を經にけり
8
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光源氏
見わたせばかすむ御里に立ち分かれ散りゆく花に春の山風
10
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久哲
非常口の緑な人が座り込む年末年始休みの廊下
14
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山本克夫
夕食の鍋のなかに崩れてゆく長ネギの理想を引き上げる
2
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山本克夫
薄暗いキッチンの輪郭で冷めてゆくミルクティーの意味は
2
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山本克夫
鈍色の湖から飛び立つように水鳥が涙腺を流れていった
3
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とつか祐貴
雲を飲み青ざめている空がいて行方不明者捜索続く
6
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やすむ
よく晴れた車窓の端でちゅるちゅるとかけはなれてく東京タワー
6
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葉月きらら☆
雪ならばやがて消え行くものなのに募る想いは行き場を失くし
13
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林ユキ
寄り添って空を見上げるふゆすずめ また雪のくも 春はまだ先
15
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有為
ふる雪のしづけさありて人を思ふ なつかしき日も町も緑も
12
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さる
さまざまのこと多かりき一年を送りてわれに悔ひの残るも
5
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悠々
貧乏と病に暮れたこの年はきみと二人で聽く除夜の鐘
15
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日央
あたら世の暮るるさまを偲ぶれどあらた世さへも待遠しけり
5
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劇団☆MMP
黒服の人はようやく瞬けり雪がはらはら睫毛に積むとき
14
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庭鳥
親指で打てば次々うたが出る。バイトのときはさっとメモする
4
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庭鳥
若人の意識低下を洗車場で聞き役徹し胸にメモする
3
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田中ましろ
あこがれてきたものぜんぶなげすててひらいたあなにいまかぜがふく
11
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卯月
婚姻を悔やみし母は吾が父と兄と吾れをも否定したのだ
3
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向日葵
一年の迷走ののち辿り着くここが私の出発点なり
4
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