山桃のお気に入りの歌一覧
椿
七色を尽くして書いた日暮れから明かりけすまで文字のかぎりに
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椿
共有のできぬ時間と空間と手にふれ気づく体温ひくめ
5
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椿
飛行機にのってゆきたい氷点にこごえる街をまだ知らぬから
3
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椿
午後に射すあかいひかりがたそがれのモノトーンにかわる湘南電車
2
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椿
桃の木が燃え立つやうな春麗おまへの季節まだこぬよ
2
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bell
言の葉に赦しを乞えば 醜さを葉にぞ変えゆく神業奔る
3
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黒須牡丹
どつきあう野郎のリング青と赤 うら番組に紅白のうた
4
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bell
神と塵 恋のシステムくるおしく はつ恋を喰う あなた雷
4
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bell
晦日の火 暗きを棄ててなお昏く 夢歩む永久 第一夜消ゆ
5
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bell
人なくす思惟の圧倒ゆるされぬ 今上がります 仮面下さい
5
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文月郁葉
かわりばえしないきのうのつづきだが だれかがうまれ しぬひでもある
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文月郁葉
北へ北へこころを運ぶふるさとも明日には白く染まるのだろう
4
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文月郁葉
信じたら信じたぶんだけ裏切られ何処へ伸びればいいの朝顔
7
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文月郁葉
はつなつの影を背負った青年が踏み込んでいく薔薇の群生
7
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文月郁葉
どこまでも深くにいけば底へつく海に沈んでおしまい涙
7
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文月郁葉
捕まえてごらん 今宵はきみが鬼 下駄によろめき身をよじらせる
8
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文月郁葉
陽の沈む空はあっけらかんとしてどこまでも染みわたるなきごえ
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文月郁葉
出し惜しみしてはいけない自らを燃やしてひかる星になるには
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文月郁葉
泣いているあなたが歩き出すために必要なのか ためらう右手
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光源氏
吉野山花のさかりをながむれど霞にまよふ峰の白雲
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