灰色猫のお気に入りの歌一覧
利己翔
突き刺して俺のものだと言い放つ実は朽ちている宮殿の果てで
3
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夢士
北窓に吹き入る風の冷たさや鳴くを忘れし夏蝉いずこ
11
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紫草
石橋を黒く濡らして雨が降る聞いてはいけない話の続き
16
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中野美雄
鳴り出づる未明の椨 波響動む一瞬見えて闇深まりぬ
5
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中野美雄
きみとよく聴いたモーツアルトのクラリネット五重奏 月かたぶけば降りてくるきみ
6
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へし切
涼やかに過ごすひと日を有難み要らぬエアコン真夏の不思議
19
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滝川昌之
水嵩のひいた川辺で立ち直り蒸されたように匂う夏草
22
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ふじこ
縁ありて逢いしあなたと苦も楽も歩み味わうこれぞ人生
16
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安井シンゴ
太鼓呼ぶ七月九日山笠は走る祭と変わりて続く
8
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千映
ボランティアのいろはも知らぬ学生にこんこんと説く二時間貴重
8
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まあさ
初めての 遠近両用 眼鏡かけ 終活について 考える午後
17
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へし切
大雨のひとつ所に降り頻けばあふるる水に沈む街角
17
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黒檀
好きだから海の家からあなたに二年目の夏のラストオーダー
6
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石川順一
食べかすの西瓜の残骸並べられ鳥でも呼ぶのかむなしく置かれ
10
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石川順一
露草がびっしり生える沿線を我は失う四面楚歌かな
8
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己利善慮鬼
天使には羽がないのと言う母の瞳がじっと僕を見ている
7
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中野美雄
死にむかひゆく弟を 中学の 先生老いて訪ひくだされぬ
8
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inosann
「働く」とは「はた」を「楽」にする事と教え諭してくれし先生の事
16
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中野美雄
しののめよ死にゆく母よ弟よ 既に汝が死の支度せり吾は
8
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び わ
うまれいで支えられつつ今があるこころの紡ぎ綾なす模様
9
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