灰色猫のお気に入りの歌一覧
へし切
蛍火の光く夜はいとほしく去りにし人の命と灯る
28
もっと見る
滝川昌之
「廃業」と貼られた老舗の畳屋にまだ消え残る藺草の香り
33
もっと見る
千映
八月におでんを煮てる嘘のよう日照不足気になる作物
10
もっと見る
まあさ
今日だけの ハーモニー聞く 昼下がり 明日は明日の 蝉の旋律
18
もっと見る
藤久崇
果ても無き 八尋の草の 郷をまた 古人ひける 道にこそ見れ
14
もっと見る
西村 由佳里
少しずつ光が淡くなってゆくゆっくり息を吐きだすように
8
もっと見る
石川順一
向日葵は枯れて仕舞えりこの前に見に来た時は殆ど蕾
14
もっと見る
石川順一
とんぼうの産卵場所を撮影す水の流れに浮草生えて
17
もっと見る
むらさか
つぎ誰が消えるロシアンルーレット 楽屋の裏の神のみぞ知る
10
もっと見る
紫草
胡坐居の真中のちいさきわたくしのつむりの上に厚い父の手
17
もっと見る
詠み人知らず
誰にでも有る海が在ることをよく知る瞳には涙一粒
6
もっと見る
千映
窓閉めて大きな声で歌ったらこころ満たされフル充電かな
7
もっと見る
千映
年齢を三歳若くしてくれる白いブラウス着こなす元気
16
もっと見る
ふじこ
朝起きて作り始めた甘酒がうまく出来たとよろこぶ私
10
もっと見る
中野美雄
くれなゐにほふ花蓮ゆるる味真野の池をふきゆく万葉の風
6
もっと見る
inosann
同じよう草むしりしてても吾だけを刺す蚊に選ぶ権利のありて
22
もっと見る
吉野 鮎
遠花火高層階に眺めをり光の花花音なく咲きつぐ
15
もっと見る
吉野 鮎
上がるたび歡聲の湧く高層に人棲む證明遠花火かな
12
もっと見る
千映
涼しさが熱いラーメン恋しがる昼餉東京醤油味旨し
9
もっと見る
千映
長岡の花火中継大画面音大きくし母と楽しむ
8
もっと見る
[1]
<<
2241
|
2242
|
2243
|
2244
|
2245
|
2246
|
2247
|
2248
|
2249
|
2250
|
2251
>>
[4551]