灰色猫のお気に入りの歌一覧
コタロー
休日を寢坊し過ごす空つぽの我を尻目に一日鳴く蝉
11
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中野美雄
松の梢みどりきらめき天を刺す 獄の窓に送りみる雲よ
4
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千映
祖母からの貰った手紙 文字にいう「あなたの娘は気がきつい」
7
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コタロー
仰向けで足バタバタともがく蝉兩眼に映る空は何色
9
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歌蓮
風帯びてさらさら揺れる黒髪をできたらずっと眺めていたい
7
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へし切
好きなのに心は何故か半開き「好き」とひとこと素直に言へず
22
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千映
チリチリと音する玉が落ちぬよう息を堪えて線香花火
14
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恣翁
学校の 寂しく光る玻璃窓に 解答できぬ児の霊の見ゆ
20
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千映
秋の虫鳴き始めてるその中に七夕前夜の花火の音が
11
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関山里桜
今日ここに乗り合はするもまた縁と我に教へし車窓の花火
14
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中野美雄
松の梢のみどりきらめき天を刺す 流れゆく雲よ牢獄の窓を
5
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滝川昌之
車座の職人たちの真ん中で灰皿代わりの蚊取り線香
28
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中野美雄
腫瘍病棟に母を見舞ひて帰りゆく炎天にみのる早緑の稲穂
7
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歌蓮
好きだった今でもずっと好きだよとその一言さえただ言えたなら
5
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歌蓮
どうしてか心の底が熱くなる君住む街の名前を見ると
5
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まあさ
猛暑日の 真昼の陽射しが 木の葉々を 一枚一枚 突き刺していく
7
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蔓葵
鈴の音に草のまくらをなぐさめて夢に水無瀬の川風ぞ吹く
11
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恣翁
PCの 朝の儀式ぞ ディスプレイを その日とともに未来へ開く
16
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ふじこ
背中撫で君に歌った子守唄今では君が一人で歌う
35
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恣翁
惚れ過ぎて 脳に来らし 狼狽へて 心欲する尼の斯くやと
15
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