灰色猫のお気に入りの歌一覧
中野美雄
夏の日に炙られ昇る靄籠り 鎮まり耀ふ 細れ波 揺る
7
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ガイトさん
情熱や嬉し悲しの感情を拾い集めてできた虹かな
4
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inosann
こもる子の自立の根拠を尋ねれば「信じてやるのは母の務め」と
17
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詠み人知らず
駆け出しの貧乏役者は掛け持ちて日替わりの仕事今日はピエロに
5
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詠み人知らず
厚みある波の毛布にくるまって気分は海豚もしくは鯨に
6
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へし切
ながらへば野分も先を行き迷ふ荒ぶる風と驟雨に惑ふ
23
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高松 蓮
悪いこと ばかり脳裏に よぎるので さあ認めよう 疲れていると
8
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高松 蓮
蝉時雨 耳をふさいで 文句言う 五歳の娘の 六度目の夏
7
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ななかまど
みちのくの白河口の古戦場戊申の武士の夢が通りぬ
8
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高松 蓮
墜ちた蝉 ジジと鳴くのを つつき見る 壁まで飛び行く 力に安堵す
4
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滝川昌之
台風のうねりが残る砂浜で鳥はかたまり羽を休める
18
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吉野 鮎
銀傘を激し打ち打つ雨脚はグランド一氣に水溜りする
12
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吉野 鮎
球場に湧き立つ歡聲少年の居ぬこの年もそを聞きにきて
11
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吉野 鮎
少年と幾たびを觀し球場に白球の行方球兒らの泪
11
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まあさ
できるだけ 火を使わない 工夫して 食欲ない日も 夕餉の支度
20
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中野美雄
舟神輿 浜に据ゑれば海神の細れ波かも輝きわたる
8
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西村 由佳里
おなじみのクリーニング屋の女の子元気かしらと右手広げる
5
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コタロー
トラックの運轉席で眠る人仕事の疲れ癒す間も無く
11
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コタロー
夏空にふはりと浮かぶ雲の果て飛んで行きたい碧き惑星
11
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コタロー
颱風の慘禍の後の花逹は健氣に咲きて生き物誘ふ
5
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