滝川昌之のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
如何ばかり 触れたく思へど 留め置き 密かに悶ゆる こころ薔薇色
14
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詠み人知らず
案ずるも 子猿し役に立てもせで 祈りの丘に添ふる白ゆり
10
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詠み人知らず
辺りばむ思考 匂はす痛き吾に 誠を連ね 学び取らしむ
9
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秋日好
独りなら狂いはしない現し世に君がいるからそのせいだから
14
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南野くらみる
夕月夜 曉闇に 光待つ 流るる時の たゆみなしかな
2
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千映
淀んでる空気を浄化するように輪唱「紅葉」響き渡りて
15
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夢士
色づきし葉に女郎蜘蛛かくれをり蜘蛛の巣キラリ秋雨の露
11
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詠み人知らず
あの夏に初めて知った人は死ぬ君の机に知らぬ誰かが
3
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詠み人知らず
透明へ 透ゐた碧垂れ 朱と混じり 紫咲きしは 琥珀糖の繪
8
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逢坂
冷ややかな淋しい夢を見ちゃったの 毛布一枚足すのを決意
8
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夢士
さわさわと雨降り注ぐ檀の実小雨に煙る梓川見ゆ
14
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詠み人知らず
布団のね。離してくれない包容力 怠けてる?いや、これが愛でしょ!
6
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夢士
もみじ狩り傘の列なす梓川孫連れ渡る河童橋かな
16
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詠み人知らず
君ダメね。普通!平凡!つまらなあい! 無理に染まった 個性の混沌
9
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詠み人知らず
時雨月 寒さふるへる 夜の雨の 滲み廣がる 甘き月の香
9
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葱りんと
公園の 落ち葉を集め ダイブして ただただ笑う カサカサクッション
14
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詠み人知らず
へちゃむくれ 煎餅届かぬ 苛立ちに 鼻皺寄せる 柴唸る夜
7
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詠み人知らず
午後十時スーツを脱いだ母のため淹れるコーヒー砂糖三杯
13
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ラベンダー
挑むなら 自分自身に 後悔を せぬ行いに 勝負を賭ける
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詠み人知らず
無償の愛煙草の煙くゆらせて道子は道子と結婚しました
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