詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
水月
水に月鏡に花の我が恋よ近くに在れど触れられぬひと
14
もっと見る
石川順一
キッチンで対峙するのは寒の水水涸れ川の鳥羽を想起す
19
もっと見る
横井 信
冬日浴び 花咲く時を 待ちながら 青空目指す たおやかな枝
12
もっと見る
横井 信
朝もやに差し込む朝日 ビル陰の ヒイラギ照らし 輝く緑
11
もっと見る
石川順一
右腕の人差し指を負傷するエスジフックが凶器と化して
10
もっと見る
夢士
誰よりも元気印のあの人が西空に逝く流れ星の夜
19
もっと見る
詠み人知らず
金色の柊花屋の店先で魔除けを綺羅とバケツに刺す昼
9
もっと見る
へし切
師走なる字面を見ても忙しなく暮れゆく年に老いを急かれて
18
もっと見る
滝川昌之
散髪の予約を入れて書き込めば打ち止めとなる今年の手帳
23
もっと見る
己利善慮鬼
空なんて別にどうでもいいけれど夕焼けだけは気になっている
7
もっと見る
半格斎
雲間より差し込む光を愛おしみ つかの間ふたりで雪寄せをせむ
18
もっと見る
秋日好
ひいらぎの棘にさかむけ針金で親指の腹突き刺し収入
15
もっと見る
秋日好
何気ない言葉がうたを凌ぐかも「作ったおまえが全額貰え」
16
もっと見る
秋日好
「その代わり林檎の形の飾り物ふたつでいいや」と君は笑った
18
もっと見る
詠み人知らず
寝かせてる思いを1日眠らせて深呼吸して名前を変えよう
11
もっと見る
詠み人知らず
駅前やお寺に散歩に行ける僕冬は凍った清水のにおい
10
もっと見る
千映
カーテンを開いて庭の土すこし尖って見えた霜柱かな
11
もっと見る
へし切
こごり立つ土をもたげた霜柱 踏まず能わず 年甲斐もなく
20
もっと見る
夢士
冴え渡る夜空に流る星見むと目出し帽着け大寒波のなか
19
もっと見る
灰色猫
永遠にあいこのままのじゃんけんを恋になるまでつづけてゆくの
18
もっと見る
[1]
<<
216
|
217
|
218
|
219
|
220
|
221
|
222
|
223
|
224
|
225
|
226
>>
[243]