恣翁のお気に入りの歌一覧
みやこうまし
角前の花に水遣り振り向けば宵の三日月路地を覗けり
11
もっと見る
七色コイン
血だらけの豚骨を手に嘔吐した。みんな知らない解体現場。
9
もっと見る
住川幸
服を着せ、ポーズを取らせて詩に書いて、そして殺した空想の友
7
もっと見る
けにちん
生を食み繋ぎ紡ぐは誰が為か知り得て今に感謝しかない
2
もっと見る
山桃
うたよまぬ夕べもありて楽しかるただ一心に栗の皮むく
13
もっと見る
七色コイン
震えてるこんな指ではかけられずタウンページにあの娘の名前
14
もっと見る
紫草
歩きたい働きたいと義母が泣き 渇葉眺めてため息隱す
11
もっと見る
紫草
秋冷の風に匂ひし洗ひ髮 憩う早乙女の襟足清く
6
もっと見る
紫乃
神無月 街から匂う 金木犀「洗濯物の匂いみたいね」
3
もっと見る
京
すこしだけ拗ねた子供用のギター弾きわたしは子供の顔をしている
2
もっと見る
みやこうまし
寂しさの泌みくる夜は音なしのテレビ点けつつ折々の歌
11
もっと見る
たんぽぽすずめ。
世の中の鏡のような秋空の表情がまた変わったよほら
11
もっと見る
蒼井 月子
痛いような決意が背中押す朝に「きっぱりと」という名前をつけよう
8
もっと見る
くりくりまろん
ホームにて蹲るのは撮り鉄か 鋭く迫る鉄機軋めり
2
もっと見る
蕗子
病すすみテレビを断った病室のラジオは見知らぬ島の気圧告ぐ
5
もっと見る
今村りいこ
めちゃくちゃに乱れたベッドもう忘れ襟を正して別人の顔
8
もっと見る
今村りいこ
膝下の秋色スカートひらひらとショートブーツに浮かれて揺れる
3
もっと見る
山桃
まだ秋はわがものならぬにぎはいのとほくのぞめる紅葉坂道
11
もっと見る
たんぽぽすずめ。
金曜の夜にテレビを消し歌う私も所詮 孤独なのです
23
もっと見る
くりくりまろん
漫然と生きる心地はやや重く温めの泥に身を浸すごと
5
もっと見る
[1]
<<
2200
|
2201
|
2202
|
2203
|
2204
|
2205
|
2206
|
2207
|
2208
|
2209
|
2210
>>
[2562]