詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
孫のこゑ 消へて侘しき吾が宿の 元の静寂 慣るるに難し
30
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横井 信
苦しくも進み続けよ 坂道を転がる小石 駆け抜けてゆく
16
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KEN
夢さめて旅の苫屋のあさがほの儚き蒼に行く夏を知り
20
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千映
懸命に咀嚼している母可愛目を閉じ回数数えているのか
14
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ひよこ豆
うるうると視線反らさず見上げてる君の瞳に勝てる気がせず
24
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滝川昌之
駄菓子屋の部活帰りのご褒美の五臓に染みた青いラムネよ
25
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可不可
今もまだ手を振り続けてゐるか知ら 貴方の胸の奥の私は
12
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蕾野
現在の私の歌を軽々と飛び越えている十七の「僕」
9
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へし切
我が宿に 幼児のこゑ 笑い顔 あふるるひと時 お盆のやすみ
22
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只野ハル
秋風に夏の終わりの寂しさの湧くこともない人生の秋
18
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ひよこ豆
さんま焼く音を聞きつつ待ちきれず大根おろしで冷酒ひとくち
21
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幸子
友が皆我より偉く見ゆる日よ目背け首都に逃げてきたのに
16
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横井 信
蝉は去りフェンスにとまる赤とんぼ十日ばかりの時間は進む
16
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速魚
紅させば ぼんやりとした叔母の目に正気の光集まる 刹那
12
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KEN
秋蝉の幽かな音を見上げれば松葉にかかる雲の羽衣
16
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バロンマン
人間のわずか百年の一生も千年大樹も同じ一生
18
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しずく☆・.…。
萬灯に 優しく揺れる 影法師 傍に居た日を 唯懐かしむ
27
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恣翁
椽に続く障子の破れに 囁ける風の音寂く 秋は来にけり
21
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へし切
夕暮れて風は涼しく処暑のそら鳴く音も変わる蝉のこゑかな
23
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横井 信
蝉の声 背中に浴びて歩き出す道に広がる優しいひかり
16
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