灰色猫のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
きっとだよ其のひと声だけ谺して約束なかみ憶えてゐない
6
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吉野 鮎
明けやらぬ空に日雀の鳴きかはし季の移らふを蟲集く音にきく
13
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吉野 鮎
明け初める朝の主役を蝉時雨讓りわたすや集く蟲音に
11
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詠み人知らず
ふと目覚め君の寝息すぐそこに暫く寝ないで聴き入る夜ふけ
6
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西村 由佳里
シャリシャリとドレスの裾をひるがえし踊っているのは夏の星々
5
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しげ
家用のサンダル履きの買い物に老いを感じた居苦しい夏
7
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関山里桜
海を望む宿の窓辺に絵葉書を書きつつ口をつくわらべ歌
7
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関山里桜
料理屋の軒なる花器の白百合に蕾のりんどう楚々と添いたり
8
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藍子
ラジオから聴こえる尾崎の歌声に若かりし頃思い出してる
17
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みやこうまし
長雨に蝉は残せぬ子孫かな 雨が上がれば狂ほしく鳴く
11
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詠み人知らず
山靴の音はティンパニ叩くよに山村に朝を報せ登り出す
4
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詠み人知らず
路地裏を紫色のシャツ羽織りウエストサイドストーリーの夜
5
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inosann
今日一日「あれもやりこれも」と言う吾に「お互い様よ」と返す妻あり
18
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新座の迷い人
無残やな 蝉の蝉の亡骸 羽だけに 子孫残して 次の世代に
9
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大野 冨士子
感情が前後左右に揺れだして ついに僕から 抜け出したのだ
58
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歌蓮
光浴び輝く道路を走り抜け清く始まる君に会う朝
8
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まあさ
特集の ような地方紙 文芸欄 九州豪雨の 短歌が並ぶ
19
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詠み人知らず
泣いたのね 話してごらん隠さずに 玉ねぎスープが卓に上れば
15
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詠み人知らず
甘き香の 円かで可愛ゆき密桃も 頬ずりすれば産毛ちくちく
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詠み人知らず
桃喰えば 腹がみるみる絶好調 腸内洗浄 福島の夏
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