山桃のお気に入りの歌一覧
花信
如来像の差し出すその手近いようで届かぬ私に平安はいつ来る
5
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花信
あの雲に隠れたわたしの太陽を手力之男よお願い返して
4
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花信
胸とらえあとはつらぬくのみの刃の冷たさで血のあたたかさ知る
4
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花信
逝く先を失いさまよう悲しみのなすわざそれは鬼を産むこと
5
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花信
生き死にの時機を選んでなにが悪い病院化したこの社会の中で
6
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花信
フィクションだとしてもまあいいかもねきみと作ってく普通の人生
9
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花信
頬を打つ冷たく鋭い痛みさえおのれの命の証しと思わば
4
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花信
残り香はかくも薫りて許すまじ主の不在忘れることを
7
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花信
歩道橋をわたりきらせてくれないの金色の空にたゆたう雲雲
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くりわら
我捨てて頭足を削り挑むるも言靈弱き平成の世かな
5
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さざ江
霧雨に薄くけぶれる神の宮吐く息白く心澄みゆく
6
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さざ江
白無垢と映える朱色に雲途切れ誰と知らねど共に祝わん
5
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高橋翁
照りつける日差しを避けて待つ人の立ち位置をみて夏を感じる
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massat
黙々と人なき森を歩み行けば理由なき感謝に胸満たさるる
12
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massat
鮮やかになりきらぬまま茶に染まる人の手つかぬ古都囲う山
8
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すみすみ
ケツは持つとリスクを覺悟で云ふ友のそのまなざしを我忘れめや
5
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悠々
恋なくば哀しみもなく歌もなく冬枯れの庭に咲く花もなし
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詠み人知らず
君恋し姿かへしや白鳥に思ふ存分「恋ふ」「恋ふ」と鳴く
6
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日央
きりきりと きりきりきりと引き絞り彼を射止めむ 弓張月よ
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でくのぼう
野邊の道山茶花亂れ雪積もるひとひら緋き君の吐息ぞ
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