詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
弱くても昇る冬日が嬉しくて細窓光る結露を逃がす
22
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石川順一
水仙の花が一茎だけ咲けり白が下向く柿の下かな
17
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秋日好
尿より生まるる女神は水をもて咲耶を潤し波にあやして
12
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秋日好
風花の朝に生まれた色白の赤子は小雪と名付けられずに
16
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灰色猫
言の葉をひとつ拾ってあげました名前を聞いたら消えてしまって
16
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灰色猫
真夜中の眠りのなかで掴まえた言の葉紡ぎそして忘れて
15
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灰色猫
精霊を信じているの呪いにも言祝ぎにもなる万象の歌を
18
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水月
木枯らしに落ち葉と渇いた恋ひとつ からりからりと彷徨う未練
24
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月虹
弾け飛ぶカシスソーダの向こうからにひひと笑う君に完敗
282
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夢士
「遊ぼうよ」孫の持ち来る百人一首絵札取りだし坊主めくりか
20
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横井 信
道端を駆け抜けてゆく ランナーを 静かに揺れて 見守る椿
14
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吉野 鮎
汝の髮を指梳り抱かるとき祈る指先拾ふ流星
13
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吉野 鮎
藍藏に蒸る藍の葉釀されて汝裡の駿馬は紺のさかりを
17
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吉野 鮎
茶の花の白き小さきを咲かす朝霧なだりゆく追憶の夢を
16
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石川順一
街中を撮影すればユトリロの絵を思い出す投函し行く
16
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石川順一
暖房を付ければ共湯も激しくて北斗の拳の懺悔と思ふ
12
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滝川昌之
夜更けには雪へと変わるイブだから待っているのはあの日のあなた
26
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へし切
歳ふれど心は常に若くあれ夢な無くしそ身は枯るるとも
29
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詠み人知らず
ふあふあが、あたまウデ足へ這う日々の あなたに合えた かなしみでした
13
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秋日好
ホスピスにいる友がいる一番の仲良しにでさえ会いたくないと
16
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