滝川昌之のお気に入りの歌一覧
日置鳩子
菜花ではなくてオンシジュームでなく山茱萸でなく銀杏のきいろ
9
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へし切
冬枯れし庭の日陰の石蕗の花 黄色に咲くは母の温もり
29
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結花
稻妻に針降る如く浮く驟雨こころ鎭めてアクセルを蹈む
12
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ななかまど
からむしの里の静かな夕暮れは赤い器の中に暮れゆく
11
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たたみの目
晋三が ジョーカーつかみ 有頂天 それを離さず ゲームに夢中
5
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ラベンダー
まれだった 記念の白髪 これからは そうでなくなる 予感の歳に
22
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ユキ
橙の 世界で遊ぶ 子供らに 終わりを告げる 黄昏の歌
10
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西村 由佳里
今日もまた時計の下で待つのです温みの残る弁当持ちつつ
12
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こぐまじゅんこ
青空に吸い込まれそうな秋の午後はるくんの迎えの時間がきます
6
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詠み人知らず
贈るなら即興よりも少しだけオートクチュール感つたはる様に
9
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銀
この顔に生まれたかったひとのいる液晶画面を消してみる夢
4
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詠み人知らず
現身を盗み奪ったか絵姿が肉まとうたかサラ・ベルナール
7
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銀
まるで他人のからだのように震えてるfragileこのこころ北風
3
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詠み人知らず
仏蘭西の片田舎ふみ配りつつ小石つみ上げ積み上げて理想宮
7
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詠み人知らず
摩天楼なつかしい呼び名バベルの塔の欠片ひろひ蒐めて
7
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詠み人知らず
プラネタリウム爆破したって元の星空かへって来る訳ぢゃ無し
6
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詠み人知らず
膝上のスカートを履く制服の女学生らに冬も萌えたり
7
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詠み人知らず
まっすぐな焼きサンマには半分のスダチを添えた秋の晩酌
3
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詠み人知らず
新米のご飯にかける真っ白なちりめんじゃこに大根おろし
4
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詠み人知らず
パンジーの種の袋を振りたればざわめく春の音が聞こえる
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