詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
秋日好
こっそりとプレゼントたちはラッピング窓に柊飾れば万端
15
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夢士
おもちゃ箱ひっくり返す孫の手に母の作りし金糸の手毬
22
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夢士
老いの坂上り下りて今ここに伸び行く若葉愛でつ生きゆく
15
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千映
風邪ひきの吾に片栗練ってくれ砂糖味付け体に優しい
9
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石川順一
近すぎるトイレと風呂はいろいろと心理のくぼみを多く作れり
14
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ラベンダー
橙の 冬場に目立つ 柿の実は 寂しい木々に 光を射すよ
16
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千映
また一人親より先に亡くなりて親不孝です悲しい師走
11
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秋日好
「生誕祭準備はできた?」が挨拶のこの時期私は手工芸家だ
14
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秋日好
アレンジにたわわな黄色のピラカンサ刺した瞬間納豆に見え
15
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秋日好
長々と壁にリボンを架け渡し届いたカードを吊るし眺める
19
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吉野 鮎
通せんぼ遊びの名殘りしぼむ途觀世音菩薩のたなごころに委ぬ
12
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灰色猫
だれよりも孤高の王である獅子のその咆哮はときに無邪気で
16
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滝川昌之
脱衣場でガタガタ震え探し出す登別カルルスという顆粒
18
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へし切
白菊と見まがうばかりに霜の花 枯れてなほ咲く庭の冬草
21
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横井 信
路地裏で 餌をついばみ 跳び回り 微笑み浮かぶ 雀の姿
6
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夢士
「陰と陽」テーマむずかし写真展老爺と子等の冬の公園
18
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へし切
淋しげに山茶花一つ散り残るあたる日の色なほ赤々と
25
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吉野 鮎
櫻貝海の底ゐに微睡みて疵のゐたみをあぶくに包む
14
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吉野 鮎
移りゆく日日きみもまたをとことふ敷かれし道の旅人となり
12
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吉野 鮎
吹きつける雪の重みにあかぬ瞳を上昇氣流は甘く惑はす
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