日向猫のお気に入りの歌一覧
まぽりん
夢うつつゆるびまどろむ猫の子のにこ毛にひらり笑まふ花びら
43
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まぽりん
ひとすぢに頼みけるかな我ならで結びし紐の解かじものとは
27
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inosann
去り際に頭を垂れる額から一粒の光こぼれる 客宅
11
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詠み人知らず
文庫本 尻ポケットに詰め込んで 涼を求めて 図書館通い
10
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詠み人知らず
文庫本お尻のポケット二冊詰め 涼を拝借デパートの椅子
12
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薫智
壊れると思うくらいに胸の奥恋がはじまる音がしていた
13
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もなca
そよりとも枝葉の揺れぬ炎天に果てることなく降る蝉しぐれ
19
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みやこうまし
紅く映ゆ九条池面の百日紅 孤閨に泣きし武子偲ばす
11
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みなま
お互いの猫がしびれを切らすまであなたの声を独占したい
11
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inosann
海からの上がり来る風に佇めば五時の時報と蝉時雨降る
12
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紫草
八月の雨の匂いのする朝に時雨の蝉は急き急きと鳴く
13
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紫草
親指のつけ根にうっすら透けて見ゆ紫の血管どくどくと鳴る
15
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遠井 海
久々に汗の噴き出す猛暑日のこのTシャツの錆臭きこと
6
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詠み人知らず
恋すれば雨に降られた捨て犬の 困った顔が君に似ている
19
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inosann
客先でもらいし冷たき缶コーヒーあてる額に蝉時雨降る
13
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桜園
五日間水もやれぬ花の中松葉牡丹の白のみ咲きたり
18
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桜園
姑のたきしおもゆをすするれば感謝の涙頬をつたわる
20
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みやこうまし
林間に古本市が開かれて蝉が奏でる光陰の詩
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もなca
獲れたての緑色濃い苦瓜のまろい突起は我が指を刺さず
11
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みなま
夢に生いし百合の白さの冴えざえと文庫本より薫りすら発つ
10
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