山桃のお気に入りの歌一覧
螢子
人として認めてもらいたかっただけ物体としてみる君の眼に
6
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虹雲
こんなにも光溢れてナルシスの果てなる水仙野に湧き出ずる
10
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やすむ
幸に忘れたことを忘れてもかわいい顔に見えずたんぽぽ
4
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やすむ
約束も書類も花もまま燃やし重力だけのサルになるのだ
3
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恣翁
床の間の 南天插せる 青磁瓶 さのみ明るく 年あらたまる
27
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恣翁
過ちて 年賀データを 消しつれば 失禮ながら いま春を賀す
17
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恣翁
まづ父母に おせち供へて 手を合はす 家族健勝 今年もよろしく
23
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悠々
何者ぞわれを追い来る気配してふり返る道に木枯しや吹く
14
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由良
見上げれば明け方の空銀色に光る三日月身動ぎもせず
5
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浅草大将
思いつくままに言葉を並べては歌にならずにああ日が変わる
10
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螢子
プチプチの梱包材を窓に張り古き庁舎は寒さをしのぐ
6
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螢子
きらきらと輝ける道さくさくと踏みしめ帰る逢魔が時に
5
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浅草大将
現そ身に今日大空を飛ぶ鳥のあすかも知れじ終の別れは
14
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詠み人知らず
こんこんと尽きることなき湧き水は清らに流れ潮とならむ
6
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bell
完結を破いて芽吹く息苦し 死ぬる身生かす 立って歩めと
3
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山本克夫
公園のブランコの鎖はじけとぶ前に今を包んでおきましょう
2
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ケンイチ
曙にヘッドライトをかざす道 半月ひとつ静けさの中
7
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羽
傷ついてふさぐ心の白壁は恋をかくまうパニックルーム
10
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佐々一竹
ひげ剃りの淡き香を纏わせていつもの朝のいつもの電車
7
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さる
麦づくり けふは厄日に 御座候 寒四郎の日 いまに残るぞ
6
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