山桃のお気に入りの歌一覧
団右衛門
朝駆けの 殺意にも似た 静けさに 射さる光で 心目覚める
3
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団右衛門
朝靄を 光の津波 静やかに 薙祓ってく 足下の大地
4
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団右衛門
出口無し 会議は踊る いつまでも 事件は現場で 起きてんだけど
5
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団右衛門
火急にて 師走の雨の 石津川 ご無沙汰ですと 棺に向かい
5
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団右衛門
辞世の句が できた所で 余生となり 余りものなら 福よあれかし
9
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海月琉珠
聞こえてはまた遠ざかるメロディーに尻落ち着けぬ灯油売り待ち
4
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ケンイチ
遠山に連れ去られゆくけふの日よ 留めることも見つからぬまま
9
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羽
戦わぬ属性なのだと言い聞かせ虚心をたもつ真夜中もある
28
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有為
青空のつらぬきとめぬ高みさへ見ればゆふべの涙かなしも
5
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粕春大君
陽炎を半身に沐みし白銀の有明の月は朝霧に消ゆ
18
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浅草大将
命こそ空ゆく風にうつせ身のからくも靡く煙ひとすぢ
9
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リンダ
宵恵比寿、笹に結んだ米俵ゆさゆさ揺れて福を呼び込め
4
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螢子
片付けの苦手な我の開かずの間着物探せば昭和のかほり
7
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只野ハル
お父つぁんお粥ができたわよ いつもすまないなあ 今笑えない
7
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久哲
百年も生きられぬから眼球はソメイヨシノがことのほか好き
18
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久哲
ソースとして言葉をかけた(見たまま)を遠火で炙っている夕焼け
6
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やながわ亜弥。
偲ぶれど溢るる雫オリオンの囁き口にのみこむ昨夜
3
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たんぽぽすずめ。
閉じている心のドアをノックして今晩わって 歌ってみよう。
19
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笑能子
八百屋棚あれやこれやと迷いつつ当てになるのは掌天秤
3
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椿
意思のある眼をしたをみな子の虜(とりこ)となりぬ朝の大雄山線
3
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