ながさきのお気に入りの歌一覧
只野ハル
あの日から戦争をしなかった国これからもそうあらねなばならぬ
8
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只野ハル
戦時下の咲く前に散りし恋思い老婦人は彼方を見遣る
10
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へし切
お互いに意味の異なる記念日を集ふ悲しみ終わらぬ戦
24
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詠み人知らず
虫が鳴き芙蓉が咲いて秋だけど蝉も蛙もまだ鳴きやまぬ
3
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詠み人知らず
田んぼではやはり蛙が鳴くけれど稲の高さが秋を知らせる
8
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詠み人知らず
むっとする雨後の蒸気に煽られて 通りすがりを撲りたくなる
9
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詠み人知らず
色褪せた自分が映る写真には淡い想いもぬくもりも無い
17
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あかる
波の先きみ待つならばワニの背を我も渡ろうウサギとなりて
8
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みやこうまし
木暗れ道夏が深まりうら悲し 蝉の骸を避け避け通る
18
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夢士
無謀なる戦の影に民の散る歴史の惨劇永久に伝えむ
14
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夢士
気だるさの午後のひと時まどろみて遠く近くの蝉の声聞く
21
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栞
永遠に解けない謎でいたいから時おり嘘を混ぜたりもする
10
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へし切
荒れる空神の怒りと知りもせで愚かな人はなほも抗ひ
24
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松本直哉
パラソルを芝生にさして籐椅子によりたまひけりをとめ座のきみ
5
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南美帆
待ちわびる心の隙間に忍び込むお酒の誘い夏の夜だし
7
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南美帆
仏間にて幼子の誦む正信偈声の響きに遺伝感じる
7
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浅草大将
聞こえくる鐘にかすかに名を呼べば入日の果てにみ仏のかげ
9
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浅草大将
花ならぬ身は雪と散るもののふのやそうち川にはつる夕ぐれ
5
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浅草大将
ひたふるに袖しぼりつつまつ陰に君はこずみの夜のなみだ雨
6
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都詩
タンタラスの丘から望む真珠湾 平和の朝に青く広がる
14
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