詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
石川順一
羊には個性がなくていいだろうコーギー犬が管理するから
13
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秋日好
愧づるに堪ふ精神及ばず冬の夜に細くはあれど分かつ光を
12
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詠み人知らず
ひととせのおはりの鐘を打つ寺の境内に建つお焚きあげの礎
19
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詠み人知らず
いなびかり天より降りて地を焼くも強き種もち底より息吹く
16
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横井 信
青空に 雲引いてゆく 飛行機を 見上げて歩く 白月の下
15
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横井 信
ディジタルの 目を頼りに 走りゆく 何を見つめる 自動運転
9
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秋日好
ベルギーのチョコを頬張りスペインのワイン片手にEU離脱
15
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秋日好
「買ったの?」と驚く君はシクラメン育てる妻の姿を知らない
16
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灰色猫
雪の夜にりんりんりんと鳴り渡るわたしの夏をくすぐる風鈴
20
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灰色猫
さよならの言葉をつくった神様へ悲しい別れがあったのですね
21
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灰色猫
失恋の儀式のようにジグソーの最後のピースを炎にくべる
22
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へし切
見ることも声さへ聞けぬ君なれど生きているんだ僕のこころに
25
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滝川昌之
若松を門に結んで福を待つ身の丈ほどの小さな福を
26
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夢士
冬枯れの野の原走りしゃかしゃかと子らは元気に霜柱踏む
16
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水月
冬枯れ木移ろい褪せゆく季も恋も留めたい色を浚ってく風
9
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横井 信
雪を待ち 窓の外見る 西空に 雲間を照らす 月の輝き
13
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横井 信
書き留めた 今年の言葉 行き場なく 手帳の隅で 役目を終える
15
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滝川昌之
明け方の湯たんぽくらいの温もりで文箱に眠る友の賀状よ
25
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へし切
みし秋の千種の色もひとつ色 霜の花咲く野辺の朝風
27
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詠み人知らず
ちりぢりに割かれし夫の八つめの欠片を繋ぎ命吹くイシス
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