みやこうましのお気に入りの歌一覧
只野ハル
今日という日が暮れ自己最長生存記録が更新される
19
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へし切
彼方より雲は流れてこの空に誰が泣く涙ふらしけるかな
26
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へし切
夏の夜は夢をはかなみ微睡めばいや儚にも明ける朝かな
27
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灰色猫
傷つけず傷つかぬよう壁作り己が悦のみ求む愚かさ
22
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へし切
省みし言の葉いくど重ねしも理のなきものに掛ける信なき
26
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コタロー
父の日や父の愛した圍碁盤に正座し打ちぬ黒白碁石
11
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へし切
思ふとも恋ふとも避らぬ別れかな逢ふべき由のなきが悲しき
28
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灰色猫
砂浜に打ち上げられし廃船の方位磁針はいまでも海を
26
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小林道憲
ふるさとに縄文土器の出るという いにしえびとのいたつきの跡
9
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紫草
年々に母娘のかたち変わりゆき檸檬の花の香る夕べよ
27
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リクシアナ
石積みの白きアイリス咲き揃い君来ぬ夏を行く通り雨
32
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リクシアナ
寄せ植えの鉢の景色にささやかな夏訪れて礼文草咲く
30
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詠み人知らず
不幸せな女は甘いものが好き苦い涙もシュガーで溶かし
27
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へし切
わらはべの帽子の色もとりどりに菖蒲も笑まふ梅雨の間の空
25
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へし切
人ならばさても心はあるものを聞くに堪へぬは遁辞なりけり
29
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滝川昌之
父さんがうれしがるから思い切りかまえるミットの笑顔めがけて
25
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まあさ
たくさんは ないけど語れば いつだって 笑顔になれる 義父の思い出
27
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へし切
いくたびに摘みたる草は名のみして心にかれぬ君が面影
28
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ながさき
大海の 波に漂ふ 栴檀の 浮き木に出逢ふ 一眼の亀
34
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灰色猫
沢山の本に囲まれ育つ子はいつか宇宙へゆくのでしょうね
22
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