詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
己利善慮鬼
熱き酒をとつとつとつと注ぐ夜にかごめかごめの盃の月
11
もっと見る
横井 信
白煙は 風の形を 青空に 描いて昇る 気持ちをのせて
11
もっと見る
横井 信
出かけよう 見つけた言葉 書くための 新たな手帳 鞄に入れて
17
もっと見る
灰色猫
はるの花いろどり秘める雪たちはひたすら白く命を守り
18
もっと見る
灰色猫
肩先に鋭き鷹を一羽乗せ私は聖者をやめようと思う
17
もっと見る
石川順一
右足が少しおかしい膝笑ふ全力疾走できぬ悲しみ
13
もっと見る
秋日好
たたなづく柔膚あらば剣太刀身に添え寝れば夜床あるらむ
11
もっと見る
秋日好
十五目の最後の蕾が開いた日今年の抱負は解けて流れた
16
もっと見る
秋日好
身体ごと心ごとをも抱きかかえ故郷の海島影のうみ
18
もっと見る
滝川昌之
一つ癒え二つ新たなあかぎれに溜め息かけては春まだ遠く
24
もっと見る
へし切
人の世の常なりと言へ無情なり消えてはかなき泡沫の恋
21
もっと見る
詠み人知らず
冬のかおしている裸木のなか深く背伸びのじゅんびパキとみちゆく
11
もっと見る
石川順一
縄跳びの二重飛びかなブランコの二人が去りても飛び続けたり
12
もっと見る
石川順一
人形の家から星になる我は北国行きを目指す頃かも
14
もっと見る
夢士
子ら去りて一人炬燵で年賀状うつらうつらと青春の時
14
もっと見る
夢士
満月を愛で病み臥して時過ごし今昇り来る下弦の月見ゆ
18
もっと見る
夢士
七草の粥食む朝や鳥の声子ら去り庭の赤き実つつく
22
もっと見る
詠み人知らず
冬木成はるの花ばな秘める土の靴先よごす霜とけを待つ
11
もっと見る
灰色猫
言葉にもなれないままのため息に夜明けが来たら歌にしますね
19
もっと見る
滝川昌之
寒緩み靄立つ朝の囀りは休める木々を覚まして渡る
23
もっと見る
[1]
<<
204
|
205
|
206
|
207
|
208
|
209
|
210
|
211
|
212
|
213
|
214
>>
[243]