石川順一のお気に入りの歌一覧
高松 蓮
柚子浮かべ 膝に我が子を 乗せながら 胎の子思う 温かなお湯
8
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詠み人知らず
生き方は一途がいいと老い先のひたすら今を賢明に生く
18
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詠み人知らず
冬に入る利休鼠の日本海激しく岩打つ波の花舞ふ
20
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ラベンダー
極薄の 夫の粥の味 胃の調子 悪き吾には 優しい味よ
22
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伏間かづき
黒ヤギの顔も三度と留守録に「さっきの着信ご用事なあに」
3
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沙久
諸々の 思考純化し 詠い手が 生み出す歌に「どうもありがとう」
24
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なかしぃ卿
伏線を回収したくて逃げ恥の最終回をもう一度見る
4
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なかしぃ卿
人の名が食べ物の名に変わるときサンドイッチは動詞にもなれり
3
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コーヤ
はにかんだ乙女のように頬染めて下向きかげんに笑む寒椿
20
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コーヤ
襟立てて歩みの横をからからと落ち葉追い来て追い越してゆく
21
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なかしぃ卿
午未申酉戌亥子丑寅卯辰巳と時は巡れり
3
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滝川昌之
赤と黒この一撃でおとなしくそしてこすって風呂場ピカピカ
7
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藤久崇
風雲も 湯浴みさせるか 夜はぬるみ 草木は露に 香り出でつつ
15
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絮谷新
夕靄に烟る山際薄明かし家路に向かふ雁を數ふも
18
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みやこうまし
妻逝きて介護の枷を解かれども身を持て余す新たな自由
20
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ゆうか
古木より小さきひこばえ芽生えたり生命ふたたび明日へとつなぐ
11
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ゆうか
吹きすさぶ風と踊らむ冬さくらしがらみ放てり師走の空に
7
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滝川昌之
風呂で歌 良いの浮かんで湯気に書き シャワー浴びたら消えたし忘れた
7
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朔夜
口惜しき喉飴舌にコロポロとくだけて薄荷顎にしみこむ
3
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野々花
肺を病む私のためかせいなのか禁煙九年肥ゆくだんな
22
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