詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
前よりも 動きが悪い 下り坂 空は青いよ 鳥も巡るよ
10
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Chico
きみ恋し 裁縫箱に遺されし 釦 銀河にささめく夜は
20
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千映
お節用買ったごまめは調理せず寂しき口に摘まんでポンと
10
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石川順一
好みたる蕪村の菜飯が気にかかる選句の忘れも思ひ出したり
14
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灰色猫
日々のなか小さな不幸を集めよう些細な幸せ感じるために
18
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灰色猫
肌よりも言の葉よりも忘られぬ甘くただよう残り香を聞く
18
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灰色猫
君だけが信じてくれた憧れが冷めないうちに味わうポタージュ
17
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滝川昌之
保線夫が朝にくつろぐ立ち飲みの頭上を君の車両が過ぎる
25
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詠み人知らず
八重に咲く花の匂ひはこもごもと人の行方の殘り香を聞く
19
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へし切
冴ゆる日の炬燵に入れば温もりに巡る思い出まどろみの中
23
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秋日好
ミステリィ・トリックひとつ書けそうな伝言板に残る筆跡
20
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秋日好
B5版ノート二冊とコーヒーと君はこっそり応援している
16
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夢士
ミツマタの枝先に刺す団子焼くどんと焼きのひ孫連れ遊ぶ
16
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夢士
冬ざれの川辺に在りて翡翠の魚獲る姿待ちて見ゆ我
15
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横井 信
陽を浴びて ガラスの霜が 消えてゆく 心の霜は あなたの声で
20
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石川順一
どんどの火空を焦がして燃え上がる七草がゆや独楽回しなど
21
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灰色猫
薦を着て誰人います貧しさの野辺に微笑む花の新春
17
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灰色猫
雪の夜に耳を塞げば煮えたぎるマグマのような静かな鼓動
18
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灰色猫
野良として生きゆくことが出来ぬ世で絶たれる命の声も封され
23
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滝川昌之
寒耐える桜木ひとり一人ごとその花ひらけセンター入試
19
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