聴雨のお気に入りの歌一覧
芳立
香をはやみ夜半の寝覚めのあやめぐさあやに愛しきは花ならなくに
11
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悠々
むらさきもよけれどこれは白の藤小雨にぬるる襟足しろく
26
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芳立
有明の月をかくせるみどり雨いとやのひとの袖にもやふる
9
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水島寒月
幸せに大小あるや知らねども君と守らんささやかをこそ
3
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水島寒月
蝉が身を哀れと思う我れもまた地球にとまる蝉にやあるらん
3
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まるたまる
女ゆえ哀しい恋の遺伝子が祖母から母へ母から吾に
13
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悠々
木蓮が白いランプを灯す下に思いだそうよ君くちびるを
17
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浅草大将
春の夢の返すがへすも惜しければ夜の衣をいかで更ふべき
13
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れい
占いを信じてみよう今月のやぎ座は少し大胆になる
4
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浅草大将
なほ聞かぬおとはの山のほととぎすまだ逢坂の関に忍びね
12
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浅草大将
我が恋は人にいはねのつつじ花口をつぼみの侭で散りぬる
21
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詠み人知らず
縁日の金魚すくいですくわれて持て余されてるみたいな私
5
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藍鼠
気付かないふりを続けていたかったやまない雨のまぼろしの中
17
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千紘
「辛ければ帰っておいで」と言う声が電話の向こうに潤んで見える
21
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薫智
ゆらゆらと風呂で浮かんでおりますと太古の記憶触れていけそう
9
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綿花
においとかカンとかじゃなく迂闊にも君が滲ます最後のページ
3
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詠み人知らず
「言わなくていいこともある」と君は言う言わずに伝える術も知らずに
2
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ふきのとう
定年後犀川の土手で涙した父の心情わかる歳になり
9
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庭鳥
読み返し布団の中で抱いていた初恋、缶の底に眠れる
7
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庭鳥
ポイントのシール集めにパンを買う別に使わぬ皿なんだけど
10
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