聴雨のお気に入りの歌一覧
三沢左右
からからと回る風羽風を受けまどかに笑まふ顔のごと
17
もっと見る
芳立
かにかくに夏をまつばら九十九夜泣き霜おくの細道の宿
6
もっと見る
浅草大将
かきつばた咲けるを見れば美しけれ瑠璃の花弁回る如くに
15
もっと見る
浅草大将
足ひきの山よみどりの酒に酔へうきよの闇に月を吐くまで
14
もっと見る
芳立
つごもりの闇に暮れたる武蔵野のまどひの風にさはぐ槻の葉
9
もっと見る
ゆびきゅ
眠りたい 君の鼓動を聞きながら 若葉に揺れる夜露のように
55
もっと見る
でくのぼう
哀しみを籠めて爪彈く守子唄竹田の里に風は咲きをり
13
もっと見る
浅草大将
砕け散る珠は惜しまじ玉の緒のいのちを堅く繋ぎ留めては
10
もっと見る
只野ハル
詠えない夜には紅いりんご一個皮むきながら食べていました
6
もっと見る
螢子
何歳になっても大人かわいいでいたいねわたしはわたしなのです
12
もっと見る
島祝
雨に憂く心は純の梓弓 晴れては軽き音しならなむ
12
もっと見る
螢子
柵の闇を抜ければ雲晴れて山芍薬のくすみ無き白
10
もっと見る
まるたまる
くだらねえことに煩悩剥き出して簡単に人はダークサイドへ
11
もっと見る
詠み人知らず
モノクロの部屋を出ればとりどりの 花咲き初むる風に揺れつつ
3
もっと見る
山桃
民族の着物なれども人群れに浮く心地せり木綿なりしが
15
もっと見る
光源氏
仄暗き宮居を照らす月の夜をあやしく濡るる手枕の袖
14
もっと見る
悠々
紫のひとえに白い帯締のあやめの花に青時雨ふる
28
もっと見る
杏子
ひび割れて 滲みる心に そっと塗る淡いピンクのリップクリーム
10
もっと見る
詠み人知らず
不器用な私の手先と言葉では 貴方の傷を縫えそうにない
3
もっと見る
芳立
小手毬の白き咲ひはただひと日離れてぞみどり深く褪せぬる
16
もっと見る
[1]
<<
196
|
197
|
198
|
199
|
200
|
201
|
202
|
203
|
204
|
205
|
206
>>
[232]