聴雨のお気に入りの歌一覧
ゆびきゅ
月もない 闇に小さな後ろ姿 あなた自身が光って。白く。
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浅草大将
傷みつつ踏みゆく跡に匂へかし薄くれなゐの野いばらの花
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浅草大将
ぬばたまの闇のこの世をうの花に忍びも敢へで鳴く不如帰
15
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島祝
百年の戦の夢を流しては鏑矢浮かぶ石川なりけり
14
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トーヤ
三月に追われて四月は逃げてゆき五月は僕を振り回してく
13
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庭鳥
髪を切る代わりにシュシュを買ってきた水玉模様呼んでいたから
7
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トーヤ
ノーパソのファンの音だけ響く夜何もできずに進んだ時計
7
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山桃
ひとつ星百舌鳥の片鳴き迷ひ風冥きを昏くめぐる黒月
13
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夜考宙ん
待ちぼうけ来るわけないなそりゃそうだ夢で交わした約束だもの
8
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芳立
なつごろもひとへにかくる月かげの君をみぬまに袖ぞひちぬる
12
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れん
新月をつめたい水に映し出す波立ちもせず予感を感じて
11
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ゆびきゅ
あの人を返しておくれ できぬなら生き続けるこの想いを殺して
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ほたる
人恋ひて、恋ひてひとりの枕には菜の花ひとつふんわり灯る
10
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まるたまる
こんなにも役に立つとは誰ぞ思う枕にもなり吾が古語辞典は
12
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氷魚
無理をして背筋を伸ばす彼のひとの濁らぬ涙の価値は流れて
3
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ほたる
恋すれば心の形定まらず色鉛筆の足りない一色
7
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詠み人知らず
霧雨の夜にジャスミンの花匂う電話の向こうに届かないけど
5
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藍鼠
涙の淵よりのぞむ朝日のうつくしき昨日も生きた今日を生きよう
6
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藍鼠
お母さんあなたのいないこの家の庭は紫蘭が今見頃です
10
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浅草大将
からころも岸のやなぎにつつ井筒はつ恋の日を誰思はざる
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