北の民のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
戯れて捕って主に見せつけるネズミの如き虫の息かな
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たんぽぽすずめ。
良く冷やし粗塩ふってしゃりしゃりと食みし胡瓜の染みる夏の夜
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聴雨
月明かり去年の花いろ雨の音わすれかけたる様々のこと
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たんぽぽすずめ。
心へと詰め込むモノの自由度も人へ等しく授けたり神
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たんぽぽすずめ。
輝ける真白き服をもう一度着させるように磨く軽トラ
16
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たんぽぽすずめ。
指先で一筆書きの星、君に何度も描くがただ滲むだけ
11
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たんぽぽすずめ。
俺ん家に食い物は無い死ぬ前に出ていけ黒いエイリアン殿
11
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聴雨
やすらぎの三日ばかりの月の舟その切つ先に浮かべる涙
11
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聴雨
かぎろひの燃ゆる昼べに確かなる涼知りて咲く朝顔の花
8
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たんぽぽすずめ。
蓋弾く開閉音が風鈴のようなキィーンで涼しきデュポン
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たんぽぽすずめ。
笹満ちる山の斜面に一輪の百合からそよぐ無垢なる強さ
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聴雨
棘をもつ言葉うづむる木の下におぼろに浮かぶ白き花影
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聴雨
天地の結べる白き雨糸を織りて行き交ふぬれつばめかな
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たんぽぽすずめ。
声真似が好きなインコはどの国の森でも幸を掴めてるはず
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たんぽぽすずめ。
朝雨で午後はきっぱり晴れたなら長靴はいた人が浮いてる
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たんぽぽすずめ。
良く汗をかいて帰宅の父へ出す冷し中華にねぎらい込めて
8
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薫智
恋に揺れ心がとけてゆくように溺れるように流されてゆく
4
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薫智
誰にでも生きてりゃあすは来るけれど迎える意味は深くひろくて
4
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薫智
鮮やかな悲しみ胸にひろがってあふれる想いそっと零れて
4
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薫智
濁ってく心気持ちがふるえてる滲むぼやける闇に堕ちてく
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