澄舟のお気に入りの歌一覧
芳立
椰子の実の香りゆかしや背より君をいだけば襟首にたつ
17
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灰色猫
ひかりとひかりが喧嘩して何もなかったことにするホワイトアウト
19
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只野ハル
取って来た冷えた新聞すぐ読めずテーブルに置き指温める
30
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松本直哉
ぬばたまのショコラ・ノワール溶くるごと君がこころのとけてあらなむ
11
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リクシアナ
ゆきのあさ長距離便のカゴ車着き青果売り場に伊予柑かおる
34
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水海はるこ
正論と一般論でできている君は無敵で無色透明
12
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滝川昌之
夜遅く帰る子供に慣れてきて慣れることない妻を気遣う
112
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まあさ
幼子の 如く季節を 語る夫 去年の二月の 寒さを知らず
30
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滝川昌之
「桃ですか?」 陽向に出した鉢植えを 見止めてくれる探梅の人
29
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万陽
手回しの ダイヤル式の テレビ在り砂嵐の音 耳が覚えてる
28
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千映
意味のないマスクは街を暗くする女のマスクはなおなお暗い
9
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沙久
いつぶりかダッシュしたのは「行かないで!やっと見つけた!神様どうか!」
22
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雪牡丹
誰からも遠ざかりゆく帰り道 お月さまだけカスタード味
14
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夢士
下草を指でかき分け蕗の薹春は足元小さき緑
26
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リクシアナ
ゲレンデに今年かぎりの冬がゆく名もなき山となる春がくる
30
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桐生賄
立春を 迎え出番の お雛様 梅花一枝 添えて春めく
26
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雪牡丹
光る文字「先に寝ていて」 しんとして 頼りなさげな玄関の鍵
11
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ハナアルキ
何者かであるよな顔をしていた ひとんちの猫がとてもかわいい
6
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夢士
歌詠みのプライオリティ二つ下げパソコン手入れ終ゑたる今宵
16
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果禾緒
ひび割れた私の踵と庭の土 凍てつくものみな春待ちわびて
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