詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
inosann
「吾の為悔いなき介護を」と客宅の会話は結ばれ笑みのこぼれる
11
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日向猫
ぽっかりと生れたるまろきお天道さん 欠伸ひとつして輝き増せり
23
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へし切
年を経て水茎の跡懐かしき妹が名残りの麗しき文字
42
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デラモルテ
啓蟄に寒の戻りて寒々し夜の靜寂に止まぬ風雪
13
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大埜真巫子.
朝霧のなかを彷徨い歩いた日故郷と呼べない森の奥にて
26
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inosann
幸せがたとえ小さく映っても囲炉裏を囲む夕餉懐かし
21
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日向猫
剥ぎ取った過去をグルグル丸めたら ちょっとテカって美味しそうだな
20
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へし切
春あらし地中ざわざわ雨うてば虫たちのこゑ混じりてさわがし
22
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日向猫
切り取った時間のキューブを振ってみる なんだか乾いた音しかしない
29
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村上 喬
この雨を両手で受けて寂しいと呟く君へわたすパラソル
18
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大埜真巫子.
恋愛に 匂いがあること 知っている 春や秋には 特に香って
23
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デラモルテ
見えざる氣見えし氣魄に潛みたり蒼き夕暮れ滲む四日月
8
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へし切
無常にも散らふ定めと咲く花に人の命の儚きを思ふ
22
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inosann
サワサワと音を奏でる木々の葉がいま吹く風の声を聴かせて
25
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小林道憲
世を憂う心はあれど涙のみ 夜更けに雨の音を聞きつつ
26
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inosann
生まれ出で老いて死に行くそれぞれに添われる者も添う者もありて
14
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日向猫
爪磨いで乾いた息を吹きかけて何の呪文を封じ込めたか
19
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みやこうまし
白梅は七分咲きこそ見頃なれ 純白の身に処女の香る
21
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へし切
気まぐれな風のたよりに惑ふ梅此方彼方と誘はれければ
17
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日向猫
飾りつけ祝う娘は持たぬゆえせめて雛菓子据えて眺める
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