夏恋のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
融けもせず黒く汚れた雪たちは 人の弱さを主張している
32
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沙久
故郷から遅く届いた年賀状 「君の幸せ願っているよ」
13
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沙久
「好きなだけ、後悔なさいよ」神様が低い声で言う私の頭上
24
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詠み人知らず
窓の向こう三人ほどの話し声 入眠までの 薄い幻聴
25
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詠み人知らず
川向こう朱に交わったマンション群 何の予兆か ざわざわざわと
16
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更紗
過ぎた日は根雪の下に埋めてきた肌を切る風 青すぎる空
10
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詠み人知らず
年始には行くのではなく待つ立場 ビミョーな年齢に なってしまった
15
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灰色猫
歳末の時事が詠めない我の歌推敲するも感度衰え
23
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沙久
血税を 注いだ二体の なまはげが 晦日の主役で 家々まわる
18
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沙久
晦日には 祖母と叔父が居て 仏間では 酒乱手を振り 年越しとなる
19
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詠み人知らず
どうしても他人を恨む癖があり 自分を憎む 癖もあるのだ
26
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詠み人知らず
お隣りは脱水終えてバタつくぞ 床と柱が 伝える暮らし
21
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詠み人知らず
来年の大晦日まであと一年 そんな軽さで 人は去り逝く
18
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詠み人知らず
地下室に閉じ込められた喫煙所 人も煙も 妖しく揺れる
24
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詠み人知らず
次々と流れる雲を眺めつつ いい思い出が 浮かんでこない
24
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沙久
絞られて胃腸悲鳴上げねじれてく それでも止まずに吾しゃがみ込む
22
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灰色猫
巡りゆく心の喜怒に純粋でありたし歌もそのようにあれ
31
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灰色猫
わたくしは姫じゃないです歌姫じゃありませんから心を聴いてね
19
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灰色猫
分かってる奴なんだと思われたくて難しい歌拍手してみる
24
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みやこうまし
妻去れば介護の用の無くなりて時計の針もゆっくり進む
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