虹と星のお気に入りの歌一覧
灰色猫
狐火の 淡い光の 行列に 並んでしまえば もう抜けられない
37
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コーヤ
川沿いのゲンジ蛍を祖母と見た光の舞は今も変わらず
21
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まあさ
ひとときをこの地で暮らす白鷺の群れ穏やかに水面に遊ぶ
14
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滝川昌之
稜線に凛のふちどり凍てついて冬は底へと落ちてゆきます
7
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灰色猫
里山の有志たちが集まって森に光を入れる相談
24
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藤久崇
虫の子は 過ぐる秋こそ 生い立ちて 夏には親の み音を継ぐなむ
6
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藤久崇
諸書に 千々に世過ぎを 争えど 静けく行かむ 歌を愛でつつ
16
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灰色猫
朧月やさしく浴びてほんのりと発光している雪だるま
25
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林林
「明日から一緒に学校行けないの」桜の花びら手に渡されて
28
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コーヤ
吹く風に揺れて舞いする花びらの桜吹雪の万華鏡みる
27
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まあさ
枝先はグンと手を伸ばすかの如し 公園に立つ裸の桜
29
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詠み人知らず
その瞳生まれ返らば来世こそ宝石のごと輝くべけれ
16
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詠み人知らず
春まぢか陽のあたたかさ感じこそ梅花の香り漂ひざりけれ
15
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藤久崇
そよと吹く 小風の香は 花蕾 ほころぶ春の しるしなりけり
17
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滝川昌之
加害者の心も吾の中にありその紙一重越えぬ強さも
10
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コーヤ
白梅の笑みより漏れる甘き香が枯れ野の原に染み入りひろぐ
18
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野々花
不細工な野菜ですがと頂いたトマトの顔をしみじみと見る
23
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詠み人知らず
曇りのない言葉だけが欲しかった それだけあれば陽が射したのに
21
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Chico
脚註のうるさき本を搖さぶりてアスタリスクを降らす夜かな
35
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まあさ
邪魔者は居なくなつたと寝転べば 部屋の隅にて埃が笑ふ
17
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