光傑のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
野の原は色をおりなす行く春と初夏を迎えつ緑の風に
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詠み人知らず
白光の出でし山の瀬仰ぎ見て独り渡らむ浮き世の橋を
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詠み人知らず
中津川子らが戯る河原にて去りし日想う我が故郷よ
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詠み人知らず
柔らかに流れる河の源にこの身任せて大河となりたし
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詠み人知らず
大空に飛び交う姿夢かけて自在の羽よ燕の心
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詠み人知らず
もう二人愉ししぐさで偽れどつないだ指先解れる如し
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詠み人知らず
あの女性と比べて見つるこの女性とかくはいにしえのことわざなるか
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詠み人知らず
過ぎし日に想いはせたる日々もまた明日という名の未来の糧や
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詠み人知らず
朝の陽に映えるマンション窓より見我住む下宿の構えの粗末よ
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詠み人知らず
長旅の後に帰りつおかえりと笑顔で迎える母の写真
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詠み人知らず
どんなにも幸のあらぬを嘆いても今日という日の限りに幸あり
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詠み人知らず
朗々と自然を賛美する我は忘れものをしてる気がする
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詠み人知らず
微笑みを忘れた我が友過去により明日の笑いを我送らんや
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詠み人知らず
望郷に山河のありき眺むれば人という河ビルという山
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詠み人知らず
居眠りは木漏れ陽の中夢うつつそよ風の吹く湖畔におりて
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詠み人知らず
保育園ブランコより落ち母の胸抱かれて泣くは最初の記憶
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詠み人知らず
疲れたろう永久に眠りて安らかに母さんの寝顔瞼にとめるよ
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詠み人知らず
北国に春の息吹きがおもむいて桜とともに君も近づく
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詠み人知らず
蒼き空この眼澄ましては柔らかな風になりたし五月の空よ
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