藤久崇のお気に入りの歌一覧
灰色猫
憧れがあまりに遠くある夜はやさしい嘘で眠りに落ちる
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灰色猫
どうしてか政治経済大嫌い投票行かぬ愚か者です
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灰色猫
透明な牛乳瓶にあふれでる夏の野原のひかり集める
22
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灰色猫
白き骨照らし出してるレントゲン写真は時に遺影でもある
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灰色猫
竹とんぼくるくる回すてのひらが空へ捧げる祈りのようで
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灰色猫
美容師のシャンプーをするてのひらと会話をしているひとときの恋
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灰色猫
白色をまとった少女が切り株にまっすぐに立ち空をみている
22
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灰色猫
鍵のない扉に白き札を貼る破ってはだめ破ってはだめ
20
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灰色猫
静寂に打ち捨てられて怯えてる目も合わせない猫と似てるね
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灰色猫
上海の夜景が燃える情熱を失くした僕を睨みつけてる
20
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灰色猫
ひとひらの花びらみたいな恋をしてまた来年も逢いましょうね
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灰色猫
何歳になっても乙女はをとめ枯れない桜のひとひらのよう
17
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灰色猫
まっすぐが切ないのならその道は幸福行きの正しい道のり
23
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灰色猫
本当はロボットであるわたくしの恋の仕組みを解析する君
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野々花
風はまだ生まれたばかりの匂いして私の肩にふわりととまる
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詠み人知らず
生け垣の 幹の根元の 地蜘蛛の巣 指で引き上ぐる いじわる子猿
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詠み人知らず
髪にすら 触れてもらってもいないのに ときめき弾け 朱に染める頬
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詠み人知らず
雨をぬるみ 片袖濡るる気にならじ 汝とひとつ傘 春雨をゆく
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詠み人知らず
またやった 後から沁みる 情けなさ 考えたこと 逆が正解
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みろく
コンクリのゾウ舎は今も空のまま 像のはな子になりて帰りぬ
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