滝川昌之のお気に入りの歌一覧
どびー
「職をくれ」なんて言うのはみなつらい床に置かれし空き缶ふたつ
17
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銀
複雑な使命を帯びて我々は地上へ接続される新宿
5
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千野鶴子
丁寧に紺碧の薄いセロファンを一枚一枚重ねた夜空
9
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bletilla
幼子に 眦決して 挑まれる 我たのしくて 笑って負けた
9
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へし切
あとがきで纏め綴った感想文 狡したことは今も消えない
19
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ななかまど
雪かぶる橅の冬芽はたのもしや小さくかたい春のカプセル
10
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つちだゆういち
薄雪や 挫ける心 降り積もり 曙光に溶けて 春になりける
33
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こぐまじゅんこ
紙芝居を引っ張り出そうとそばにくる小さな人がいとおしくって
3
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藍子
春遠しまだまだ続く寒の日々炬燵に入り夫と語りぬ
12
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詠み人知らず
おもむろにポケットからだす紙パックストローさして飲む鬼ころし
3
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祈り花
買ひ換へを一日延ばしの洗濯機明日をも知れぬ不安を抱へ
7
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秋日好
七万字他人に読ませる味あるか自問しながら校正無限
13
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秋日好
英吉利と日本と貿易しませうねEU全部より楽しいかもよ
9
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詠み人知らず
私ならフォーレのレクイエム在り来たり?でもピアノ・ソロ歌声ぬきよ
6
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詠み人知らず
庭の瀬々らぎに紅白みだれ散る 三十郎の名にし負ふ花
8
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詠み人知らず
英吉利は孤独担当大臣とか 強ひて結んで開いて絆?
4
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詠み人知らず
良く生きていられたね そう言いし 友 誰からも責めの無い喜怒哀楽
13
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詠み人知らず
冬の日に一言おこたり我が机教室の外に出され孤立し
12
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詠み人知らず
「お前がな一番役に立たない」と体育のおんな教師は吐きて
8
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詠み人知らず
虐めからかばいし子の口翌朝より愉しげに我を蔑み捨てり
14
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