恣翁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
点々と風死す道に黒き跡 吹き出す汗をぬぐいきれない
6
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由良
あの夜に1番の特等席で花火を楽しんでいたのは「月」
3
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詠み人知らず
元来の闇が如何に黒きかを身に染み怯える停電の夜
5
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いちにのパッパ
「新幹線クイズ」を持って君が来るうだる暑さの朝支度中
2
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聴雨
弓張の月に追はれて暮れいそぐ山ぎは蒼き夜半の夏かな
9
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聴雨
ゆく夏に別れ告ぐるや日暮しの声に涼しき風訪ふばかり
9
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光源氏
ひぐらしのこゑぞしきりに降りそそぐ御国の為に働かぬ君に
11
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光源氏
こもりくの大津の主のまつりごと子は乱れてもありといはずやも
8
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風蘭
爆ぜる音響くホームに振り向けば空の低きに咲く遠花火
20
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もなca
ふるふると揺れるゼリーを掬いたる銀のスプーンの冷たいひかり
9
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詠み人知らず
関電に勤めし従兄福島で 働く知らせに頭が下がる
8
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うめこ
白金の熱さ満つ空たたら火の神坐すかと眇みつつ見ゆ
6
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河のほとり
かなしさもわが身一つになきがごと外山にしげきひぐらしの声
13
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芳立
つまみ食ひしようものならやけどする小籠包の湯気のいざなひ
10
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詠み人知らず
水まきは気軽なTシャツ短パンで 誘惑されて水浴びしそう
8
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桜園
水やりの手をとめ思わず頬ばりしミニトマトの熟せし赤に
14
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もなca
風鈴はそよとも揺れず滲み出る汗ぬぐう吾を嗤う油蝉
9
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うめこ
炎昼の日のぎらぎらと影を消し風も死すべし融鉄の刻
6
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桜園
朝の陽に羽化せし蝉のしずまりて息するごとく翔伸ばしゆく
24
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詠み人知らず
双子でも 三つ子でも良い 豊満で 艶やかであれ 旨い枝豆
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