聴雨のお気に入りの歌一覧
小鉢
やきもちを嫉妬と書けば女たちばかりがするかのようで悲しい
17
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小鉢
波一つ寄せて、遊んで、返っただけ。あなたに恋などしていなかった
4
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垂々
まだすこし希望をのこす耳たぶに添わせる薔薇の香の水 凍る
13
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まるたまる
簡単に萎れてしまう切り花の花瓶の水は溜まった涙
10
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三沢左右
愛冷めた君と離れて 夏が来た 空は高くて汗ばむ季節
13
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加祢
まうまうと天いちめんに現はれし羊の群れは何処へ向かふ
23
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浅草大将
青しぐれふる木の枝の若みどりまたひとしほの色重ねつつ
13
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日央
風吹かば揺らぎ佇む 日陰れば曇りて見えぬ水面の光
4
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藍鼠
空に鳥花には蝶が添うようにわたしにあなたをあなたにわたしを
7
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螢子
聖五月小女にもどる心地して歩む花野に光り和らぎ
11
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浅草大将
先あれば避けよ酒よとささやくな咲かぬ桜は裂きて幸はへ
10
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芳立
うまさうなクロワッサンをつかめずにおあづけ食らふこがね夕星
11
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螢子
夕闇に吾子と眺める三日月はそれぞれの眼にそれぞれの形
13
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螢子
誰にでもやさしい君は罪つくり貴方のやさしさ怖かった日々
11
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浅草大将
風の音やかすかに揺るる小手毬をつきのうさぎの童歌かも
14
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伊藤透雪
なにげない会話の中で射抜かれた そのまなじりの柔和な皺に
2
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リンダ
刺すような三日月浮かぶ空のした交わした言葉が刺さって抜けぬ
5
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ほたる
青空を好まぬ理由を考える。きっと「希望」が眩しいのだろう
9
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大河千紋
こころざし身を刺せどなほ行きてしか三方が原の先の王道
8
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水島寒月
次つぎと現れる碑を読み上げつつ三嶋大社へ導かれゆく
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